2012年5月18日金曜日

童話 「アキちゃんとウンチ君」第3章

 前回の続きです。
「童話 「アキちゃんとウンチ君」第2章は、↓をどうぞ。
http://keishiseki.blogspot.com/2012/05/2_16.html


 「お、おはよう、ウンチ君。」
「アキちゃん、何でこんなところで俺を出してしまったんだよぉ。困るんだよぁ、まったくー。」
「ごめんね。だって我慢できなかったんだもん。」
「便所の穴の中にはなぁ、俺の友達がたくさんいるんだ。俺の命はお前と違って短いんだぞ、
便所の穴に落ちてから、汲み取り車が来るまでの数週間しか生きることができないんだ。
だから、早く俺を便所の穴に落としてくれ。」
「でも、僕動けないよぉ、ウンチ君が足に乗っているから。」
「何を言っているんだ。早く俺を手にとって、便所に持って言ってくれ。急いでくれ。友達が待っているんだ。」
「でも、僕はウンチをさわることができない。ウンチは汚いから。ごめんねこんなことを言って。お母さんを呼んでとってもらうから待っていてね。」
「やっぱり俺たちは、どこに言っても嫌われ者だな。仕方ないな、くさいし汚いし。
だから俺たちは、ウンチ仲間で助け合っていくしかないんだ。
さぁ、お母さんを呼んで俺のことを早く便所に連れて行ってくれ。


(続く)

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