2012年5月15日火曜日

童話 「アキちゃんとウンチ君」(第1章)

僕は、二つ童話を作ることにしました。今日から何回かに分けて一つ目の作品を紹介します。この話は、父の子供のころの話を聞いてそれを童話に作り変えました。
ご覧ください。



アキちゃんとウンチ君★(第一話)


ある冬のとても寒い朝のことです。
3才になったばかりのアキちゃんは、いつものように二階の寝室で寝ていました。
古い木造の小さな家は、屋根まで届きそうな雪に覆われていました。
ところどころ外から隙間風が入り込み部屋の中はそこが室内であることが信じられないかのように
凍りつきそうな寒さです。
目を覚ましたアキちゃん。いつものように隣には誰もいません。
アキちゃんが目を覚ますころには、もう家族はみんな、下で朝の活動を始めているのです。
お母さんは、朝ごはんしたく、お父さんは仕事に出かける準備、3歳上のお兄さんは、
父の横で積み木で遊んでいます。
「よし起きるぞ。アキちゃんは気合を入れます。
しかし・・・布団の中は、ぬっくりとぽかぽかしていて、なかなか体が動きません。
勇気を振り絞ってもう一度。
「よし。起きるぞ。もう時間だ。せぇーのぉーっ・・・!」
でも、体はなかなかいうことを聞きません。
布団を出たときに襲ってくる寒さの恐怖を、アキちゃんの体はよく知っているのです。
「もう少しいいか。」
アキちゃんは布団から抜け出すことをあきらめ、もう少しだけゆっくりすることにしました。
数分後・・・心地よい暖かさを楽しむアキちゃんに、問題が発生してしまいました。
ウンチが出たくなってしまったのです。
でも、もう少し大丈夫だと思い、ウンチのことはすぐに頭の中から消えていきました。
そして天井を見つめながら「今日も寒いなぁ」「今日の朝ごはんは何かなぁ」「今日はお母さんとかまくらを作ろうなど」その日のことを考えながらのんびりしていました。
その時です。それは、突然のようにやってきました。
「あっ、うんちが出たい!」
先ほどのうんちが出たいという気持ちとは大違い。
今にも、おしりから勢いよく、飛び出してきそうです。





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