2012年9月3日月曜日

僕のたび その7 トイレ

 今日は、村のトイレのことについて書きます。
ネパールのほとんどの家のトイレは和式のトイレに似ています。違いは穴の位置だけです。和式は穴が前の方にありますが、ネパール式は穴が後ろの方にあります。
ですが、とても汚いトイレが多いです。だから車で旅行するときなどはトイレが大きな問題になります。
 この村のトイレも同じで、トイレがすごく汚なかったです。また、トイレが家の中にはありません。数軒の家で一つのトイレを一緒に使っています。トイレは普通、牛やブタの小屋の隣にあるます。ですからトイレに行くときには必ずブタや牛が横にいます。
 大抵の場合、便器には、人の大便が残っています。そこでみんなが大便をし、さらに少しずつついていくので、どんどん汚くなります。
 このトイレを見た瞬間、僕は自分の目を疑い、動けなくなってしまいました。タイやポカラではここまで汚いトイレを見たことはないです。

左側が家、右側が牛・ブタ・やぎ小屋。この間を少し行ったところにさらにブタがいてそこに人間用トイレがあります。トイレの中は昼間でも真っ暗なので懐中電灯が必要です。でも置く場所に困るのでヘッドライトをおすすめします。トイレの写真は余裕がなくて撮るのを忘れてしまいました。
 このトイレはOKバジ(http://home.e-catv.ne.jp/izu/okbaji.html 
OKバジについては上のリンクをどうぞ。)の支援で作られたそうです。  OKバジが来る前は、村にトイレはなくただ穴を掘って便をするか、道の脇でしていたそうです。
そのことを父から聞いたとき、今度は自分の耳を疑いました。僕の想像をはるかに超えていたからです。「こんなに汚いトイレ!」と僕は考えますが、村の人からすると、「やっとトイレができてすごくうれしい!」ということになってしまうのです。
 ちなみにこの汚いトイレ。「自分には絶対無理」と思っていましたが、途中からはあきらめました。あきらめるとだんだん、どうでもよくなってきました。トイレにいる時間は短いですし(笑)。

 世界にはこのようなトイレがあることを知ることができ、よかったです!

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