2012年1月6日金曜日

リチャードさん、ピンチ!(冬休みの思い出・・・学校の宿題です)

 リチャードさんは、たくさんの警察官に囲まれていました。その周りには、興味深そうにリチャードさんと警察官の会話を聞く何十人もの野次馬。リチャードさんは、必死に何かを叫んでいました。僕はびっくりしました。一体何が起こっているのだろう・・・。
 僕はタイの洪水で日本人学校が休校になっていた間、ネパールのポカラの学校に通っていました。そして11月の終わりにバンコクに帰りました。もうしばらくはネパールには行かないはずだったのですが、何と、父の仕事の関係で、冬休みにポカラに急に行くことになったのです。

 リチャードさんは僕がネパールで一番会いたかった人の一人です。リチャードさんはプロのタイマッサージ師です。沖縄出身の日本人ですが、おじいさんがイギリス人で、お母さんは日本人とイギリス人のハーフです。10月からポカラの湖の前にキャンプをしながら、人生のことを考えているのだそうです。前回ネパールに来たときに父が知り合い、父のためにボランティアでマッサージをしてくれました。それで僕も仲良くなりました。見た感じは明らかに変わった人ですが、話すとすごくいい人です。
  警察の人たちは、「3ヶ月もキャンプをしたら、もうキャンプとは言えない。住むのなら町からの許可が必要」という理由でリチャードさんに出て行くように言っていました。でもリチャードさんは、「ここは無料のキャンプ場だから、誰でもすきにキャンプをしていいはずだ」と言って、絶対に出て行こうとしません。リチャードさんはネパールの警察の人の英語がわかりずらそうだったので、僕はいつもお世話になっているネパール人のお兄さんを呼びに行きました。そして、僕の父や母も一緒に警察の人たちと話し合ったのですが、結局どうにもならないのであきらめて、リチャードさんは出て行くことになりました。僕はリチャードさんにかわいそうに思いましたが、でも、警察の人の言うことも聞かなくてはいけないと思いました。
 その日の内にテントを片付けて出て行ったリチャードさんですが、次の日の朝、サイクリングの途中でリチャードさんにぐうぜん会いました。リチャードさんは、新しくキャンプをする場所を探していたそうです。「僕は、必ず新しいキャンプ場を探す。たとえどんな場所でもね。だから慶志君は、安心してね。」
とリチャードさんは、言いました。本当に強い人だなぁと思いました。
 リチャードさんは1月の途中にインドのゴアと言うきれいな町に行ってしまうそうです。次に会うのはいつになるかわかりませんが、また会える日が楽しみです。リチャードさん、さようなら。そしてありがとう。                 

2 件のコメント:

Marimama さんのコメント...

リチャードさん、たぶん良い人なのだと思います。今度会うときは、インドかもしれないね!

関慶志 さんのコメント...

marimama さん

リチャードさんのがんばっている姿は、
とてもかっこよかったです。
リチャードさんのマッサージは、とても気持ちがいいみたいですよ。
またコメントください。

けいしより