2013年6月19日水曜日

~アウシュヴィッツの子供たちのことを知って~

 
皆さんはご存知でしょうか。約70年前、ドイツではヒトラーという独裁者がリーダーのナチスが、ユダヤ人をユダヤ人だという理由で殺し、600万人もの命が奪われました。
 
 当時のユダヤ人は、ほとんどの人々がドイツのナチスによって強制収容所に送られました。その中でも一番大きな収容所が、アウシュヴィッツ収容所です。16歳以上の人は、毎日奴隷として限界を超えるきつい労働をさせられました。その年令以下の子どもたちは、ガス室に運ばれ毒ガスで殺されました。皆さんもご存知の、アンネ・フランクもその中の一人です。
 そのことについて、「ハンナのかばん」という有名な本を石岡さんという方がわざわざ僕の学校に来て話してくれました。そこには、ハンナがアウシュヴィッツ強制収容所で殺されるまでの出来事が、全て書き留められています。
 皆さんは普段気が付かないかもしれませんが、僕は日本人であるだけでなくドイツ人でもあります。皆さんにとっては、外国で起こったひどい出来事ですが、僕にとっては自分の国の恥です。

 このことについて僕が学校で書いた感想文を写します。これは、学年通信の一番上に載せてもらいました。

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 アウシュヴィッツの子供たちのことを知って、まず最初にかわいそうに思います。肌や民族の違いで強い人と弱い人を決め、弱い人の中でも仕事をすることができず、使えない人は毒ガスで殺されたと聞きました。人間は皆同じ人間なのに、差別をして働かせたり殺されたりするのはあってはならないことだと思いました。
 ですが、僕たちは身近でもこのように人を苦しめることをやっていないでしょうか。仲間はじれ、いじめ。このようなことでも、小さな迫害ではないでしょうか。人を差別することはいけません。たとえなんであろうが、その人のことが嫌いでも、人間皆同じです。苦しめてはいけません。
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