2013年7月12日金曜日

恐怖の観覧車

東京サマーランドの前です。
 気温35度。太陽ぎらぎら。とんでもない暑さの中、冷たいプールに入って泳いでいる僕がいた。東京都あきる野市のプール、東京サマーランドに来ている。ここはプールだが、遊園地もある。僕はこの日朝から夕方までたくさん泳ぎ、たくさんの乗り物に乗った。今回はその中でも一番心に残った、観覧車について今回は書こう。
海抜223メートルの巨大な観覧車の前に僕は立っていた。この観覧車に、これから乗る。観覧車の一番高いところからは、サマーランドだけではなく、周辺全体の景色を一面に見渡すことができる。とてもうきうきしていた。しかし、観覧車の中に入って数分後に悪夢が待っていた。
 一回転360度の内90度ほどの地点へ達した時のことだった。いきなり大きな爆発音みたいな音がなった。思わず「ウワッ!」と叫んだ。雷だった。心臓が止まるかと思うくらい驚いた。その後急に天気が悪くなり、次は稲妻。そしてさらに大きな雷。あせった僕は下に飛び降りたかったが、そんなことはできるはずがない。すぐに下におろしてほしかったが、動かしている人に連絡も取れない。僕はエアコンが効いていない暑い観覧車の中で、どうしようもないこの状況でパニック状態になった。
 観覧車の180度、つまり頂上に辿り着いたとき、今度は雨が降り始めた。そして雷も一層ひどくなった。僕は本気で死んでしまうと思った(人の話によれば、このときの雷はすぐ近くに落ちたらしい)。
 あの時、観覧車に雷が落ちていたら、僕は今ここにいなかったかもしれないと思うと、ぞっとする。5月にすい炎で死にそうになったときよりもずっと怖かった。
 だが、久しぶりにどきどきすることができたので、今考えると面白い経験だった。
 
 

0 件のコメント: