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この本は、警察犬になるために頑張っている犬、きな子と、 きな子を警察犬に育てる訓練士、 恭子との絆を描いたストーリーです。ある警察犬訓練所に、新人の警察犬訓練士の恭子がいました。 彼女の前にある日、体の弱ったきな子が現れました。恭子は必死に看病してきな子を警察犬にすると決意しましたが 、訓練し始めるときな子はなかなか思うように動いてくれません。 訓練発表会ではハードルをとべなくて失敗してしまいました。恭子はこの失敗をきな子のせいにしたのですが、 訓練所の所長さんに「きな子が失敗したのはお前のせいだ」 と言われ反省しました。 その後恭子はきな子に激しい訓練をさせすぎて、ストレスで倒れ てしまったきな子。 このことで恭子は自分には訓練士は向いていないと思い、 きな子を育てることを断念しました。
それからしばらくして、訓練所の所長の娘、 新菜が恭子を訓練所に戻すためにきな子を連れて恭子の家に向かいました。しかし、途中で遭難してしまいました。 新菜は身動きが取れなくなってしまったため、 助けを求めて走り出したきな子。そして何と恭子と偶然に再会します。 それから無事に新菜を探し出して助けることができました。
その後きな子を信じてもう一度やり直したいと恭子は思ったのでし ょう。決意を新たに、訓練所できな子を再び育て始めます。そして、 今ではきな子はとても優秀な警察犬になろうとしています。
この本を通して、 最後まであきらめずに物事をやり通すことが大事だということを知る ことができました。恭子のようにあきらめなければ、 なんでも夢を果たすことができるのだと思います。 この気持ちを大事にしていきたいです。