前回の記事に書いていた通り、今回は僕の大学受験の結果について詳しく書きたいと思います。
高校2年生の2学期、学校の先生から進路希望調査表が配られました。人生に大きな影響を与え得る選択です。当然長い時間をかけて悩みました。
もともと僕が通っていた高校に入学することにしたのは、東京大学を目指すためでした。それは学校を造りたいという夢のためです。学校を造るには教育学だけでなく経済・歴史・経営など様々な学問を学ばなくてはいけない。その点、幅広い教養を重視する東大は僕にとってベストでした。だから文理問わずあらゆる科目を学べる高校を選んだのです。
高校入学後は、他の大学も調べているうちに慶應義塾大学にも魅力を感じ始めていました。そのため、進路希望調査表をもらった時、志望校を私立大学(試験科目は国英社)に絞って3科目だけ勉強するか、東大のいわゆる5教科7科目を勉強するかを迷っていたのです。しかし、やはり多くの科目を受験レベルで勉強しておくことが今後の人生に繋がると考えたこと、そして特に「トップになりたい」という思いが強かったことから、日本のトップ大学である東京大学を目指すことを決めました。
時は過ぎ、高校3年生の秋。僕はこのタイミングであることに気づきました。
「このままでは東大も慶應も受からない」
僕の学力から考えて、このままだと東大合格は不可能。しかもこのまま東大を目指していれば、苦手な数学や地理(慶應には必要ない)にたくさんの時間を割かなければならず、慶應も落ちてしまう。そう確信した僕は、この段階で第一志望を慶應義塾大学文学部に変更したのです。ちょうどその頃、慶應の文学部長の方と面談する機会をいただいたり(個人的にメールさせていただいた)、学園祭に訪れたりしたことから一層憧れを感じていたので、自分としては納得の決断でした。
そして、2020年2月27日。
受験した全ての大学の合格発表が終わりました。僕の受験校と合否はこちらです。
・国際基督教大学(ICU)教養学部:不合格
・上智大学総合人間学科:補欠。しかし繰上げ合格ならず
・早稲田大学国際教養学部:不合格
・早稲田大学文学部:不合格
・早稲田大学教育学部:不合格
・慶應義塾大学文学部:不合格
ガーン。
全落ちです。
結果が出なかったということは、単純に絶対的な努力量が足りなかったのでしょう。この結果をしっかり受け止め、浪人します。
しかし、何事も経験することに意味があるのだと信じています。志望校に落ちたのは自分に足りないところがあったからですし、残念ではありますが、僕はこの結果をポジティブに捉えています。滑り止めの大学を受験しそこに入学するという選択もありましたが、親とも相当話し合った上でそれは避けました。そのおかげでより覚悟を決めて本気を出すことができたと感じています。これから浪人することで親には負担をかけてしまいますが、また一つ貴重な経験ができるという点で本当にありがたいです。
僕のこれまでの人生を振り返ってみると、新潟の保育園・インターナショナルスクール(数か月)・私立小学校・タイの日本人学校・ネパールの現地校・日本の中学受験失敗・公立中学校・進学指導重点校の高校、国内外の多種多様な学校での生活を経験しています。そしてこれから、浪人します。これほど多くの教育環境を経験できる人はあまりいないのではないでしょうか。だからこそ僕は、教育問題に強い興味を示しているのだと思います。
2 件のコメント:
どこを第一志望にされるんですか?やはり東大ですか?
大学選びすぎじゃない?
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