2015年9月25日金曜日

バリ旅行 〜2日目〜 タクシー

テスト6日前。忙しい毎日です。


 久しぶりですが、夏のバリ島旅行の続きを書きます。今日は、タクシーについてです。
 
タクシーと言うと、メーターが付いていて、機械が自動的に料金を計算する仕組みを皆さんは思い浮かべると思います。しかしそれとは違うシステムの場所もたくさんあります。バリ島もその一つです。

 タクシーを使いたい場合、道端に止まっているタクシーに「乗せて」と声をかけるのですが、大抵の場合、僕たちが外国人だいうことを理由に非常に高い値段を言ってきます。そこで、「高すぎる!」と言ってわざとその場から立ち去ろうとします。すると、運転手はどんどん安い値段を言ってきます。そして納得のいく値段まで下がったら乗車します。今回の旅行中、タクシーに乗るたびに同じことをしていたので、慣れてしまって早く交渉ができるようになりました(前に住んでいたネパールでも同じシステムだったので僕は結構値引き交渉に慣れています)。
 しかし、考えてみると・・・
 インドネシアの平均月収は約16,000円(2011年)。日本人の月収よりずっと少ないです。物価はもちろん日本より安いですが、人々の暮らしは大変なことも多いと思います。そんな中、外国からの観光客がとても多いバリ島で、バリ島に旅行に来る余裕のある外国人観光客から少しでも多くお金をもらって「家族のために何かを買いたい」「美味しい料理が食べたい」と考えるのは自然のことだと思います。僕が逆の立場でもたぶん同じことをすると思います。
 そもそも、日本ではタクシーなど使うことのない14歳の僕が、途上国に行くと平気でタクシーを使うということ自体がかなりおかしいと思う気持ちがあります。現地の人々にとってはタクシーはとても贅沢な乗り物なので普通は使いません。僕は値引きをして乗ったタクシーの中で、申し訳ない気持ちになることが何度もありました。

 バリ島でのタクシーの経験を通じて、自分の暮らし、人々の暮らし、自分の気持ちについて改めて考えることができました。


0 件のコメント: