今日は僕の今回の旅でのもう一つの仕事について書きます。
僕は父の仕事を手伝うために、父と一緒にカンボジア、ベトナム、ラオスを回って来ました。僕が父と一緒にこの国々に来ている理由は、僕にしかできない仕事があるからです。何回か前のブログで書いたように、僕の仕事は父がこちらの人と一緒に仕事をするときに雰囲気をよくすること、そして、父の荷物を準備したり
父がやったことや会った人のことをすべてノートに書くことです。
また生徒や学生と会うときには日本の歌を歌ったりして、盛り上げることです。さらに、
ラオスではタイ語が通じるので通訳もし手ほしいと言われました。このことについては、前のブログで書きましたが、実は他にももう一つ大事な仕事がありました。
それは、会計係です。お金は、すべて僕が払います。日本だとお金を数えるのがすごく簡単ですよね。でも僕が父と行ったラオス、カンボジア、ベトナムではとても難しいのです。例えば、1円はラオスでは約100キップ、カンボジアでは約五52リエル、ベトナムでは約266ドンです
(キップ、リエル、ドンはそれぞれの国の通貨です)。国によって全然違うのです。ちなみに僕の住むネパールでは1円は約1ルピー、明日行くタイでは1円は約2.5バーツです。
だから財布もいつもいろいろなお金でまんぱんだし、計算するにも時間がかかります。
会計係の仕事はそれだけではありません。滞在している国のお金が少なくなったらアメリカドルなどをその国のお金に変えます。普通は銀行などで替えますが、急に必要になることもあります。例えば今晩の話。ラオスのトゥクトゥク(タクシーみたいなもの)の中。僕たちは夕飯を終えてトゥクトゥクでホテルに帰るところでした。そのとき、父の財布を見たら、ラオスのお金が足りませんでした。
実は、ラオスはタイのとなりなので、タイのお金(バーツ)が使えますし、タイ語も通じるのです。
父の財布の中にはタイバーツも入っていました。でも1000バーツ(日本円で約2550円、ラオスキップで約260930キップ、カンボジアリエルで約131880リエル、ベトナムドンで約
68,332,514ドン)しかありませんでした。だから1000バーツをあげたら、
「1000バーツ?こんなに大きいお金もらったら、おつりがない。」
と言われました。だから僕はホテルに走って戻って1000バーツをキップに替えてもらおうと考えました。でも、僕たちのホテルは30、40メートル先です。一方通行だからホテルまではいけないとタイ語で言われました。だから僕は、
「ホテルまで行って1000バーツを替えてくるから待っててもらえますか?」
とタイ語で言いました(僕はタイ語が話せます!!)。運転手の人に分かったと言われたので、猛スピードでホテルまで走り、お金を替えて無事に払うことができました(すごく疲れました)。
明日タイに行き、2日間休んでからネパールに戻ります。この旅での父の仕事はもう終わりました。会計係以外はもう終わりです。でもあと2日の間、会計係の仕事を立派に果たしたいです。
|
僕がお金を計算しています。 |
|
ラオスのトゥクトゥクです。タイは少し違います。 |